医療保険と生命保険、どちらに入るべき?
名前は似ているけれど、実は「目的」も「保障内容」もまったく違うんです。
初めて保険を検討する方にもわかりやすく、仕組み・メリット・選び方までやさしく解説します。
医療保険と生命保険の基本的な違い
まずはそれぞれの役割から整理してみましょう♪
医療保険とは?
医療保険は、入院や手術などの医療費をカバーするための保険です。
病気やケガで入院した際、自己負担額が思ったより高くなることがありますよね。
そんなときに「1日あたり〇〇円」などの給付金が支払われるのが医療保険です。
- 主な保障内容:入院給付金・手術給付金・通院給付金
- 保険期間:定期型(10年更新など)または終身型
- 支払い:月額1,000〜3,000円前後が一般的
生命保険とは?
生命保険は、万が一のときに家族へお金を残すための保険です。
被保険者が亡くなった際に、遺族が生活費や教育費に困らないように備えます。
- 主な保障内容:死亡保険金
- 保険期間:定期型または終身型
- 支払い:保障額や年齢によって変動
👉 ポイント
医療保険は「自分のための備え」、生命保険は「家族のための備え」と覚えるとわかりやすいです。
医療保険と生命保険の違いを表で比較!
| 比較項目 | 医療保険 | 生命保険 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 病気やケガの治療費を補う | 万が一のときに家族を守る |
| 給付金の対象 | 入院・手術など | 死亡または高度障害 |
| 保障期間 | 定期型・終身型 | 定期型・終身型 |
| 解約返戻金 | あり/なし(商品による) | あり(終身型の場合) |
| 向いている人 | 自分の医療費に備えたい人 | 家族の生活を守りたい人 |
医療保険のメリット・デメリット
メリット
- 公的医療保険でカバーできない部分を補える
- 入院・手術などの自己負担が減る
- 終身型なら一生涯の安心感
デメリット
- 加入しても使わないまま終わる可能性もある
- 保険料が年齢とともに上がる場合も
- 特約をつけすぎるとコストが高くなる
生命保険のメリット・デメリット
メリット
- 家族への「生活保障」として安心
- 終身保険なら貯蓄性もある
- 相続対策にも利用できる
デメリット
- 保険料が医療保険より高め
- 独身の場合は必要性が低い
- 途中解約すると返戻金が少ないことも
医療保険・生命保険はどんな人に向いている?
| タイプ | おすすめの保険 |
|---|---|
| 独身・若年層 | 医療保険(入院・ケガ対策) |
| 結婚・子育て世代 | 生命保険(家族の生活保障)+医療保険 |
| シニア世代 | 終身型医療保険で老後の備えを重視 |
👉 両方をバランスよく組み合わせるのも効果的です。
たとえば「定期の生命保険+終身の医療保険」など、自分のライフステージに合わせたプランが◎。
医療保険と生命保険の選び方のコツ
① ライフプランに合わせる
結婚・出産・住宅購入などのタイミングで必要な保障額は変わります。
まずは「今、自分に必要な保障」を把握しましょう。
② 保険料と保障内容のバランスを考える
高い保険に入れば安心とは限りません。
「無理なく続けられる範囲」で十分な保障を選ぶことが大切です。
③ ファイナンシャルプランナーに相談する
自分に最適なプランを選ぶのは意外と難しいもの。
無料相談サービスを活用すると、複数の保険会社を比較しながら最適なプランを提案してもらえます。
よくある質問(Q&A)
Q1. 医療保険と生命保険、どっちを優先すべき?
👉 家族がいる場合は「生命保険」を優先。
独身なら「医療保険」で十分なケースもあります。
Q2. 両方入ると損じゃない?
いいえ、目的が異なるため重複しません。
「医療費の備え」と「家族への保障」を両立するのが理想的です。
Q3. 保険の見直しは必要?
はい。年齢・家族構成・収入が変わると必要保障も変わるため、3〜5年に一度は見直しがおすすめです。
まとめ:あなたに合った保険を選ぼう
- 医療保険は「自分のための安心」
- 生命保険は「家族のための安心」
- ライフステージや目的に合わせて上手に組み合わせることが大切です。
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